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ちからがぬけた、かわいい瞬間

投稿日:2026/6/27     更新日:2026/6/27

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彼女に初めて会ったのは、お姉ちゃんの七五三撮影の時でした。
その時はまだ小さかった彼女。

そして今回は、主役として七五三撮影に来てくれました。

最初は少し緊張していて、私たちの質問にも照れながら答えてくれるような様子。
でも撮影の途中で私とハイタッチをした瞬間、その力強さにびっくり(笑)。

「この子、本当はもっと元気いっぱいで遊ぶのが好きな子なんだ。」

そう感じました。

きっと慣れない着物を着ていることもあって、いつもの自分を出せずにいたんだと思います。

そこから撮影スタイルを変更。

お姉ちゃんにも協力してもらい、追いかけっこをしたり、私たちの真似っこをしたり、とにかく体を動かす遊びを取り入れました。

すると、撮影場所から隣の部屋へ逃げてしまうくらい元気いっぱいに変身(笑)。

最後にはプリキュあさまごっこが始まり、私は悪役担当。

二人に何度も倒されながら(笑)、たくさん遊びました。

そんな彼女の「いつもの姿」を見ることができたからこそ、この一枚を残したいと思いました。

なぜ"しっとり"した写真を撮ろうと思ったのか

一日を通して元気いっぱいだった彼女。

だからこそ、その中でふと訪れた静かな時間が、とても印象的でした。

動き回っている姿も彼女らしい。

でも、こうして少しだけ落ち着き、何かを考えるように頬杖をつく姿も、今しか見られない可愛さだと思いました。

普段元気な子ほど、その一瞬の静けさがより愛おしく感じます。

元気さとのギャップがあるからこそ、この写真には特別な魅力が生まれたと思っています。

「可愛い」だけではなく、
"今の年齢だからこそ見せてくれる幼さ"を残したい。

そんな気持ちでこのカットを撮影しました。

ポージング

まず月の上に座ってもらいました。

ただ座るだけではなく、少し前のめりになってもらい、両手で顎を支えるポーズをお願いしました。

このポーズは自然と頬がぎゅっと寄り、子どもらしい丸みのあるほっぺが強調されます。

また、腕を前に出すことで顔へ視線が集まり、可愛らしさもより引き立ちます。

実際にやってもらうと少し高さが合わなかったため、本を重ねて高さを微調整。

子どもが無理なく姿勢を保てる高さを作ることで、自然な表情を待つことができました。

目線についても悩みました。

カメラ目線ではなく、今回は「足元見てみて。」と声を掛けました。

すると自然と足の指が少し浮き、力が抜けた可愛らしい仕草が生まれました。

こちらが想像していなかった偶然の仕草でしたが、その瞬間こそ子どもらしさが一番表現できたと思っています。

光と構図

この写真では柔らかい雰囲気を作りたかったため、正面から撮ることはやめました。

真正面から撮影すると顔全体に均一に光が当たり、可愛くは撮れますが立体感が少なくなります。

そこで少し斜めから入り、頬や前髪に優しく陰影が入る位置を選びました。

そうすることで顔の丸みや髪の質感がより自然に表現できています。

構図は最初引きでも考えましたが、この写真で見せたかったのは背景ではなく"仕草"。

思い切って寄ることで、頬杖をついた手や足の指先、表情へ自然と目がいくようにしました。

前ボケ

ここまで完成した時に、右下の空間だけ少し寂しく感じました。

小物を置くことも考えましたが、それでは視線が散ってしまいます。

そこで玉ボケを前ボケとして入れることにしました。

玉ボケを入れることで画面に奥行きが生まれ、視線は自然と彼女へ集まります。

また、玉ボケの色も暖色系、背景やドレスのピンク、スタジオ全体の色味と馴染ませることで統一感を意識しました。

前ボケは「入れればいい」ではなく、色や大きさ、位置まで考えることで写真全体の完成度が大きく変わります。今回の場合だともう少しだけ散らばった様に入れた方が綺麗だったかもしれません。

この一枚で伝えたかったこと

この写真は、ポーズや光、小物だけで完成した写真ではありません。

一緒に遊び、たくさん笑い、「この子はどんな子なんだろう」と考え続けた時間があったからこそ生まれた一枚です。

写真は技術だけでも、コミュニケーションだけでも完成しないと思います。

その子らしさを見つけ、その子らしさを引き出し、その子らしさを写真として形にする。

そんなことを改めて感じさせてくれた、大切な一枚になりました。

本当にありがとうございました。

またきてね。

photo&write:Nana Tokumasu
codi: Natsumi Nagai

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